VOL.11「お弁当のおはなし」

お出かけの季節、春

春爛漫!みなさんの中にもお花見や新緑がはじまる行楽地へのお出かけなど、アクティブな予定を立てられている方も多いのでは?札幌には都会のオアシスともいうべき、大通公園や札幌の景色が一望できる旭山記念公園、また円山公園をはじめとするお花見スポット、ちょっと足を延ばして滝野すずらん公園等々、大人も子どもも楽しめる場所がたくさんあるのも魅力のひとつですね。

お弁当の起源

春の行楽といえばお弁当。みなさんにも運動会や遠足、家族でピクニックなど、外で食べるお弁当の思い出があるかと思います。そもそもお弁当はいつから食べられているのでしょう。古くは弥生時代まで遡ります。この時代には稲作が始まっており、もち米を蒸して固めたおにぎり状の塊が遺跡から発見されたとか。日本最古の歴史書、日本書紀には5世紀頃から農作業や狩りなど、いまのお弁当のように外出先や屋外で食事を行っていたことが伺われ、10世紀頃の伊勢物語にも記録があるように、その頃は「干飯(ほしいい)」といって、お米を蒸して乾燥させ、それをお湯や水で戻して食べていたことが書かれています。諸説ありますが「弁当」と名付けたのはなんと、かの有名な戦国武将、織田信長だとか!


お弁当を持って出かけよう!

栄養バランスだけでなく、彩りや味が混ざらないような配慮など、蓋を開けた時の美しさと美味しさを追求していると海外からも注目されている日本のお弁当。作った人の愛情が感じられる、またご自身で作るお弁当には好きなおかずがいっぱい(笑)そんなお弁当はどこかほっとするもの。いよいよ5月にはコロナ規制が緩和されます。今年の春はお弁当を持って行楽を楽しみませんか!