「和食の日」と「和食の基本、だし」
11月24日は「和食の日」。みなさんご存知でしたか?11=いい、24=日本食との語呂合わせから生まれたこの記念日。和食の大切さ、日本の食文化を再認識しようという思いから制定されたそうです。和食の基本といえば「だし」。味覚には甘味や塩味、苦味、酸味、そして日本人が最初に見つけた「うま味」があります。だしに含まれるこのうま味は他の四つよりも後味が長く続くため、おいしさの満足度が大きくなるといわれています。

そもそもだしとは?
だしは、「おいしい!」と感じる、素材のうま味や香りが溶け出す料理の基本となる汁のこと。料理のおいしさを足してくれるだけでなく、良い香りを出して食欲を増進させたり、素材からの栄養も一緒に摂ることができます。和食だしの素材、煮干しやかつおぶしに含まれる「イノシン酸」は疲労回復や細胞の活性、昆布の「グルタミン酸」は免疫力の向上や筋肉の強化、干ししいたけの「グアニル酸」は生活習慣病、というように、これら和食だしのうま味成分にはこのような効能もあるのです。できるだけ毎日摂りたいものですね。

だしの魅力
では、だしの魅力とはなんでしょう。まず1つ目、味にコクとまろやかさを出し、食材そのものの味をよりよくする働きがあります。次に2つ目、食材そのものの味わいを活かすことで塩や砂糖の量を減らすことができ、その結果、料理の塩分やエネルギーを減らすことができます。そして3つ目は、香りによって食欲を湧かせ、体に「これから食べますよ!」という信号を送ることで食事の始まりを教えることができるのです。料理は五感。特に味覚と嗅覚を響かせるだしを使って毎日の食事をより楽しみたいですね。 おはなし 一瀬美絵



