VOL.36「野菜のおはなし」

8月31日は野菜の日

「野菜の日」をご存知ですか?8月31日の語呂合わせから、栄養たっぷりの野菜をたくさん食べようという意味を込めて制定された記念日です。いまは夏真っ盛りの北海道。地域の直売所や道の駅など、その町その町で採れた地元野菜や果物が所狭しと並べられるようになるのもこの時期ですね。お店に行った時、野菜コーナーで「北海道産」の文字を見るとやっぱり嬉しくなって、つい手に取りたくなるものですよね。

野菜の栄養価

 野菜には、食べる部位によって葉菜類、果菜類、花菜類、茎菜類、根菜類の5種類に分ける方法と、カロテンの含有量によって緑黄色野菜と淡色野菜の2種類に分ける方法があります。緑黄色野菜はトマトやほうれん草、にんじん、かぼちゃといった、皮も中身も色が濃く、体の中で抗酸化作用効果を発揮するビタミンAに変わるカロテンがたっぷり!脂溶性なので油との相性が抜群なので炒め物やドレッシングをかけて食べるのがオススメです。また淡色野菜はレタスや白菜、なすのように中身の色の薄いもの。ビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富。ねぎ類やにんにくに含まれる抗酸化作用、殺菌作用をもつイオウ化合物や、ごぼう、じゃがいもに含まれる血圧、血糖の調整に役立つクロロゲン酸など、淡色野菜には注目したい機能性成分をもつものが多いのも特徴です。

いまは収穫の最盛期

北海道の農産物の収穫も8月9月が最盛期。これからますます北海道産の農産物が収穫されます。普段、何気なく食べている野菜も、栄養価や効能をちょっと意識しながら食べてみるとこれからの野菜の食べ方、選び方が変わるかも。農家のみなさんが丹精込めて栽培した北海道の旬野菜を美味しく食べましょう! おはなし 一瀬美絵