節分には豆まき
今年の節分は2月2日ですね。節分は、古くは四季の変わり目の前日に、江戸時代からは二十四節気の立春の前日の行事となりました。節分といえば豆まき。季節の変わり目には邪気が生じるとされ、それを鬼と見立てて豆を投げて福を呼び込み、その豆を食べることで力をいただくことができるとされています。いまや年中行事のひとつですね。その節分にちなみ今回は大豆のおはなしです。

日本人に不可欠な大豆
大豆は枝豆の成熟したもの。そのままではなく加工品として利用されています。醤油、味噌、納豆、豆腐、油揚げ、そして豆まきに使う煎り大豆等々…毎日大豆製品を食べる日本人の食卓にはどれも欠かすことはできません。大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど良質なたんぱく質が豊富!中性脂肪やコレステロールを低下や、オリゴ糖、抗酸化作用のある大豆サボニン、生活習慣病を防ぐ大豆レシチン、骨粗鬆症予防、更年期障害の改善に役立つ大豆イソフラボンは女性にとって嬉しい効果も。積極的に摂りたい食材ですね。

大豆の自給率
さてこの大豆、国内自給率はどのくらいなのかご存知ですか?なんと6%!なのです。つまりほとんどが輸入ということになります。輸入作物は生産履歴が分かりにくい上にフードマイレージも高く環境負荷がかかります。さらに防腐、防かび等の毒性が強い農薬が使われたり、安全性が未確認の遺伝子組み換え作物である可能性も大。食生活に欠かせないものだからこそ安心できる日本の大豆を食べたいですね。ちなみに北海道は大豆生産量国内第一位。今年の節分は道産の煎り大豆で!まいたあとは歳の数だけ食べて一年を元気に過ごしましょう! おはなし 一瀬 美絵
